いろいろ困ってます。

どうでもいいことだけれど。

06年8月4日


Vince Watson / Hybrid Reaction(2005 U.K.)



Vince WatsonがまさかIngomaからリリースがあったなんて知らなかった。発売は去年だけど、見事なまでに意外性を認識。それはもしかしたら先入観からくるものなのかもしれない。僕の感覚からすると、この人が思い切り認知されだしたのは去年の作品「Sublimina」だったんじゃないかな、と思ってみたり。その前の2作品はなかなか入手できないしで確信はないのだけれど、ともかく、デトロイトテクノフォロワーの一人として僕はこの人を捉えている。だから、去年から続いて今年の作品群はやわらかく、そしていい意味で緩かったのが良かった。そんなVinceのトライバルテクノの総本山、Ingomaからのこれは、Vinceらしいデトロイティッシュなウワモノに、Ingomaとしてのトライバルな感触も確かに湛えている素晴らしい作品だと思う。綺麗目なウワモノとトライバルリズムの融和は、この人の手によって完成し、美しさと激しさを演出するこのトラックは、ツールとしても有効だけれど、何よりピークタイムに使えそうな絶好のトラック。Vinceグッジョブ!(Live盤が出ているらしいけど当分買わない<金もなければ聴く時間もないorz)