眠れない眠れないで、

音楽聴いていたらいつの間にか2時。



06年8月30日 (Wen)


Alexander Kowalski / Changes (2006 GER)



愚者のごとく音盤を買っていて、愚者だから聴く時間がほとんどない。アナログに関しては、同じタイトルでも1枚1枚違うわけだから(それほど擦り減るものではないらしいけど、プレスミスとか、傷の度合い、保管状況によっては全然変わるし)まぁ、新品で買ってややノイズやプチっなんて音が入っているとがっかりしたり、たまに溝にそって傷がついている盤もあるしで、まぁなんつーかどうあがいたってレコードは100枚プレスでも100枚同じコンディションではない、と割り切ると今聴かなくてもいい、となるのだけれど、デジタルというフォーマットで同じタイトル(付け加えると同じマスターからCDにしたもの)のものが全く違う音質、というのはありえない。ただ、新品でもなぜかプレス段階でなのかたまにひどく音飛びがあったり、いつの間にかついた傷や中古品の傷、これもレコの溝みたく、円形に傷がつくと再生が困難な場合がある(縦傷にはCDやDVDは強い)。リッピングすればなんとかなる場合も多いけど、CD-Rの耐用年数は思ったより短いらしい。で、愚者な自分はまずレコより先にCDを聴く。エラー CDを早期に発見して、もし音飛びなんかがあったら期限内に取り替えてもらうため。これも28日に買って、その中で最後に聴いた1枚。個人的に楽しみにしていたKanzleramtからの12"、Joris VoornFunk D’Voidとのコラボレーションが、アルバムでどのようにリエディット(アルバムミックスって言ったほうが正しいのだろうけど)されているかにまず気が向く。オォ。全く別物とはいえないけど、Jorisとの楽曲はベースの厚みやシンセストリングスのリフがちょっと違ったり、ギターリフらしき音がフィーチャーされていたり、思いのほか別物になってる。D'Voidとの楽曲はダークさが増幅。これはリエディット、リミックス、リアレンジとして成功していると思う。アルバム全体でいうと、今までのデトロイト寄りだったKanzlerからの作品より、幾分ディスコティックでポップな曲が多いかな。あくまで聴きやすい、聴きなじみがいいという意味で。(今までの)軸がぶれていないというのは付け加えておかないといけない。収録時間も腹八分目って感じで取っ付き易い。Wireでのライブアクトとしての絶妙のタイミングもいい。やっぱKanzleramt(に属していたDJ/プロデューサ)の作品に外れなし伝説は続く???
*ジャケもいい!彼の作品の「Echoes」なんてすっげーひどいもんねw
*ちなみに、何気に今アップしてある自分のへたくそMixにJorisとのコラボ曲(12"の方)を使っております。だからどうした、ってことで聴かなくて結構ですが。
asin:B000FBH43K