ゴキブリが怖いんです。

だから、部屋を暗くしているんだけれど、探し物(書籍やCD、レコード)をするときだけ灯りをつける。
さささっって物音がしたら、もうダメ。戦意喪失。
でも、ここ数年はゴキブリ、やや涼しくなってからまるで夏ばて引きずってますって感じで小さいのがヨタヨタ歩いているっていうほか、まったく見なくなった。
いろいろトラップや、木酢液、竹酢液をフローリングの床に塗ったりしているからかな。
それでも怖し。いつ、(たとえ小さくとも)現れるか分からない奴らに怯える日々。
で、床を片して木酢液を塗っておいたのだけれど、床がきれいになったらベッドの上が汚くなる(寝る場所がないorz
ベッドの上を片すと床がいろんなもんで散らばる。どうしたものか・・・。


つか、薬も入れたのに、ベッドにももぐっていたのに眠気喪失。あちゃー。

06年8月19日 (Sat)


V.A. / Komfort.labor Mixed by Stefan Betke(2001 GER)



90年代の夏は・・・むさぼりまくったU.K.ギターロック〜やがて終焉を迎えるブリットポップを聴いていた。はず。手持ちのCDは今よりずっと少なく、おそらくそれが”普通”であり、一枚一枚を大切に聴くことすら出来ない自分はただ消費を繰り返し、生き急ぐかのように音盤を買い集めていた。そんな自分はきっと本来使われる「音楽を愛する人間の一人」ではないのかもしれない。なんとも無様な所有欲だ。と前置き。実はもうすでにこの頃、無意識のうちにVladislav Delayを聴いていたんだ、とセットリストを見て確認。自分は曲の名前とかアーティストの名前とかはなるべく覚えないようにしている。覚えても、記号化したタイトルになんの情感もわかないし、それでも否応に覚えてしまうものもあるけれど、アーティスト名はともかく、曲はまず印象に思いっきり残らないと覚えない。それだけ情報過多なんだよ。で、この盤は、PoleことStefan Betkeが様々なレーベルからの音源を12曲DJ Mixしている。おそらくソフトウェアを使ってのMixだとは思うのだけれど、レーベル~Scapeを立ち上げ、6年目に入っても”幾分路線の変更などもあったけれども”なおナイスなレーベルとして認識している。最近は安心してレーベル買いできるレーベルではないけどね・・・。それもこれも Staedtizismのコンピ、Jan Jelinekの変名、Grammを聴いてからが始まりだった。どことは言わないけど、あのときのあのCD屋は結構重宝していて、そこで手に入れた記憶がある。もう寄りもしないけれどね・・・。さて、これはPoleことStefan BetkeによるDJ Mix。Tr.1とTr.12がイントロとアウトロ」だから実質10曲をMix.、58min。基本的にはベーチャンが根ざしたスタイルに、Poleの ~Scape以前の作品群に共通する音源をMixしていて、夏の暑さを気持ちクールダウンさせてくれるものになっている。これを聴いた当時(01年)は90年からの余韻のごとくNinja Tuneも聴き続け、やがてHEADZにおけるNinjaと双璧をなしていたMo’Waxが大手レコード会社Islandに吸収、消滅(まではしてないのかな?)した後に、エレクトロニカレーベルで、ベーチャンやサブレーベルまでも飲み込む~Scapeに何よりの信頼を得ていた時代だった。さて、 Ninja Tuneの名前がなぜ出てくるのか。エレクトロニカ・ダブが大半を占める、音響としての可能性を提示したこの作品の中で、ジャズに傾いているthe Cinematic Orchestraやセニョールココナッツ名義でもすっかりおなじみになったAtom HeartとBurnt Friedmanによるジャジーとエレクトロニクスの融合を見事に果たし、Karafuto-2001年だっけ?-の2枚組みMixCDのDisk1か Disk2の1曲目にも使われた作品などもクリエイトしているFrangerの(まだ去年の新譜買ってネェ。だって日本盤しか発見できないorz) Tr.8.Tr.9あたりが聴き所、といいたいところだけれど、実際、ドープなエレクトロニカ、もしくはエレクトロニカ・ダブをまるで展開もない、淡々としたまま、それでも気持ちいいひんやり感を演出している点が、この盤にはある、確実に。もちろん、淡々と流れるエレクトロニカの中で、イレギュラー的にエレクトリックジャズが強烈なインパクトを、そしてピークを迎えるのだけれどね。このアルバムが夏の暑さを多少中和してくれるような気がして、棚からひっぱりだしてみて、Poleや初期~Scapeの音源をキキタイショウドウ。
asin:B00005AT4O