殺してくれる人募集。

Mix作業は着々と進行中。
はっきり言って、ターンテーブルでMixするのが一番簡単(今までのはCDJ。これは苦労した・・・。いや、アナログでDJingもヘタレてるけど・・・)。
ソフトウェアで、編集無しのライブMixが一番難しいとやっていて思う(編集ありだとまた話が違ってくる)。


06年8月10日 (Thu)


Photek / Ni Ten Ichi Ryu - Solaris(1997 - 2000 U.K.)



当時はどうしようもなく落胆した、Rupert Parkesのメインプロダクション、Photekのアルバムとしては(たぶん)3枚目にあたる「Solaris」。このアルバム作品が発表された、同年夏のルイス・フィーゴによる、バルサへの裏切りにも当てはめても自分の中ではおかしくないほどPhotekへの想いは強かった(リーガにしても見始めてから未だにバルササポーターだしね)。いや、それより加熱しすぎてバブル化したドラムンベースシーンが弾ける(もしくは弾けた)のを察知していち早く抜け出した先見的な、鋭いDJだったのかもしれない。自分自身が何よりドラムンベースに熱をあげすぎてこの人の評価を著しく下げてしまったと、リリースされてから数年後に気づくことになる。久々に棚から出して聴くと、マイルドで、テクノ〜ハウスとしての気持ちよさをとことん追求している作品として認識しなおし、またまた反省。それでも、この人の真骨頂はドラムンベースのプロデューサー/DJとしてある姿だとも思うわけで。結果、ジャケ右の「Ni Ten Ichi Ryu」を聴きかえしてしまう。食い散らかされたシーンからの脱却。リスナー、オーディエンスが勝手に過去へ回帰するエゴ。アーティストはそれらも背負わなければならないらしい。ところで、この人どこ行っちゃったの?まったく名を聞くことがない此処数年。
*Ni Ten Ichi Ryuは1stアルバムの日本盤にボーナストラックとして収録されているはず。僕は輸入盤(しか当時は買ってなかった)で所持。第1期ヴァイナルジャンキーの頃に買った12"。アルバムも、この人の隙間を利用する独特な作品を堪能できる。タイトルどおり、日本びいき、親日家でしたね。
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