06年8月8日 (Tue)


Kirk Degiorgio / EP3 - EP4(2004 - 2005 U.K.)



60年代までのジャズオタクであることを公言してやまない(いや、ジャズオタクっていう表現は適切ではないかw)Kirk Degiorgio a.k.a. As Oneの、Kirk本名名義での12"。ジャズオタクである(まだ言うかw<ジャズオタク)Kirkは、当然ジャズの黒いバイヴに近しいデトロイトテクノにも傾倒し、初期のAs Oneでの作品はまさしく真性デトロイトテクノフォロワーだった(らしい。僕が10代の頃まではその初期盤を新品で買えたのだけれど、AMGでレートがいまいちだったので買い逃し(涙) まぁ、その後もジャズを絡めたりデトロイトテクノに回帰したりしているけどね)。この12"2枚だけでも、ジャズからの影響、またはデトロイトテクノへの接近が顕著に表れている。そして、それに加味されるU.K.出身というバックボーンを惜しげもなく楽曲に取り入れている。この2枚だけで8曲。どの曲もデトロイトセンチメンタリズム的な美しさに彩られている、素晴らしいレコードだ。EP3、EP4ときているから、EP1,2があったのかも知れんなぁ(EP4の方は新品で買いました。でも、中古で買ったEP3 よりプチプチノイズがひどい苦笑)。デトロイト出身じゃないデトロイトテクノにシンパシーを覚えた人といえば、第一人者はKirkとIan O’brienが筆頭だというのに寸分の間違いはあっても、嘘ではないと思う。最近聴いてないからKirkのDJ Mix CDでも聴こうかな。
*一連のMo’WaxのリイシューにAs Oneの「Planetary Folklore」がないのはどうしてだろう。As Oneの中でも代表作の1枚だと思うのだけれど・・・。自分は持っているけどさ。