06年6月19日 (Mon)


Paul Mac / Defined By Association(2006 U.K.)



古参な印象もあるけれど(いや、実際古い人だけれど)、最近の様々なレーベルからの”当たり” な12"リリースラッシュのなかで着実に歩みを進めているPaul Mac、Ingomaから自身の3rdアルバム、IngomaのLPカタログでは以前紹介したMark Williamsに次ぐ2番。リリースは先月か先々月かだったけれど、ようやく手に入れました。自分自身、さして昔からこの人の曲をたくさん聴いてきたわけじゃないけど、何故かすごく馴染み深く感じていて、何枚かのコンピCDをこの人の名前がクレジットされているから買ってみた、ってこともあったくらい。曲単位だと Mix CDに多く楽曲が使われているみたいだけれど、特別な理由がなくても安心して買える人、というのが何の根拠もなくいえる、みたいな。それが自分の中で確実に定着したのが(全部チェックできてないけれど)様々なレーベルからレーベル色を汚すことのなくパーフェクトに近い楽曲を世に送り込んでいる去年あたりからかな。そんなPaul Macのこの作品。Ingomaからだけれどデトロイティッシュな楽曲やインタールード的な楽曲もあり、トライバルハードミニマル一辺倒じゃないっていうのが意外といえば意外。ただ、Ingomaからってことを気にしないのであれば、ひとつの区切りとしての集大成とも言えそうなアルバムになっていると思うし、このレーベルらしいトライバルな楽曲が個人的には抜きん出て好みではある。アナログだと厳選9曲、CDは15曲75分。