大型連休いいなぁ・・・。

06年4月28日 (Fri)


Mark Williams / A Point in Time(2004 U.K.)



ハードミニマル〜トライバルもので有無を言わさず良質なトラックを送り続ける Ingomaレーベル、そしてIngomaからのリリースも多数あるMark Williams。Ingomaのアルバム/LPカタログにて1番を飾ったのがこのアルバムで、これもまたハードで土着的なトライバルミニマルトラック集である。ともかく、フロアで機能し、ピークタイムにかければその威力もさらに増すであろう強烈なインパクトを持った楽曲が、”このアルバムだけでも”揃っている。僕の中ではこの人、このアルバムがリリースされた頃から活動が目立っていたという印象が自分の中にあったのだけれど、かなり古参な方で、90年代から活躍し、以前に別名義でアシッドトラックも作っていたらしい。Ben SimsのレーベルであるIngomaを中心にリリースしている印象も同時にあって、でもその印象よりも結構いろんなレーベルからリリースしているみたい。それはIngomaからでの活躍と同等に、他のレーベルからの楽曲もそのような印象に囚われない良質なトラックを生み出している証明なのかも。このアルバムや他の12"を聴いてからは昔の12"も遡って集めようかな、って思ったのだけれど、先に書いた別名義じゃなくとも、それなりに昔、もしくはこのアルバム以前のものが結構あってそれが最も意外だった。現代音楽の手法とテクノロジー、そして太古から続くトライバルパーカッシブの融合。欲場所を問わず、大音量で聴きたい絶好のアルバム。

asin:B00069V4I2